※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

【ダンゴムシ飼育】土なし仮住まいの作り方~子供が急にダンゴムシを連れ帰ってきてしまったら~

育児

子供に人気のダンゴムシ。急に連れ帰ってきて、困ったことありませんか?

急に飼いたいといわれても、飼育ケースも土もすぐには用意できません。

でも大丈夫!土を手にいれるまで、家にあるものでダンゴムシの飼育環境を整えられます。

親としてはダンゴムシのお世話はお断りしたいところですが、せっかく芽生えた子どもの好奇心、伸ばしていってあげましょう。

ンゴムシを飼い始めて半年。気持ち悪いなぁと思っていたダンゴムシも、なんだか可愛く思えてきました。飼ってみると色々な発見があって楽しいですよ!

用意するもの

  • 野菜や果物などが入っていたプラ容器(フタ付を推奨)⇒飼育ケース
  • ティッシュペーパー、またはキッチンペーパー⇒土の代わり
  • 脱脂綿⇒湿度調整
  • ペットボトルのフタや空きびんのフタ⇒エサ置き場

ダンゴムシの仮住まいの作り方

  1. 口が広いプラ容器を用意する。
  2. プラ容器のフタに空気穴をあける。
  3. プラ容器の底にティッシュペーパーやキッチンペーパーを敷く。
  4. 水分を含ませた脱脂綿(小さく折りたたんだティッシュペーパーに水を含ませてもOK)を③の上に置く。
  5. ペットボトルのフタなどにエサを入れてケース内に入れる。

これで完成です!!簡単だし、家にあるもので作れますね^^

説明

以下では、それぞれのパーツについて、その素材を選んだ理由や役割などを説明します。

口の広いプラ容器

口が広いほうがお世話しやすいため。

飼育ケースの例として、本には牛乳パックや空き缶、空きびんも紹介されていますが、観察のしやすさと安全面からプラ容器をオススメします

子供はダンゴムシを手に取りたがります。特に初日は。そして取り出すたびに(故意ではなく)ダンゴムシを落とし、あろうことか落としたダンゴムシを見失ってしまいます(母が必死に探します…)。

ダンゴムシの命を守るべく、そしてダンゴムシが落ちてどこに行くかわからない恐怖を軽減するためにも、透明なプラ容器はおススメです。

ダンゴムシを取り出さなくても上下横の全方向から観察できますし、ビンと違って割れないので万一の時も安全です。

プラ容器のフタ

飼育ケース内の乾燥を防ぐため。

ダンゴムシは乾燥に弱い生き物です。飼育ケース内が乾燥しないように、フタ付きのもので育てるのがベターです。ラップで容器を覆うこともできますが、ラップはすぐに破けそうで開け閉めに気をつかうので、フタ付き推奨です。

なお、フタやラップには必ず空気穴を開けてください(蒸れすぎを防止)。

ティッシュペーパーやキッチンペーパー

土の代わりになります。

ダンゴムシのことを考えれば土が良いのはわかっているのですが…

急にダンゴムシを連れ帰られても、簡単に土は手に入れられません(すでに土を買いに行ける時間帯ではなかったりする)。そこら辺の土はダニやカビ等を家に連れ込む恐れがあるので、衛生上おすすめできません。

なお、土は昆虫飼育用の腐葉土が推奨されています。園芸用のものは農薬がはいっている場合があるためです。

脱脂綿(ティッシュペーパーで代用可能)

湿度調整に使います

ダンゴムシは乾燥に弱いため、飼育ケース内の湿度を保つ必要があります。ケース底に広げたティッシュペーパーはすぐに乾いてしまうので、湿度調整用に入れましょう。結構たっぷり水分をふくませます。(ダンゴムシが水に浸る状態だと溺れてしまうため、ケースがビショビショになるのはNGです。)

脱脂綿がなければ小さく折りたたんだティッシュでも大丈夫です。折りたたんでいるため水分が蒸発しにくく、簡単に乾くことはありません。

ペットボトルのフタ

直置きだとエサが傷みやすいため、エサ置き場にします。

エサ箱にはペットボトルのフタがちょうど良い大きさです。

エサについて:ダンゴムシは雑食性です!

枯葉を食べているイメージがあるダンゴムシですが、昆虫の死骸なども食べる雑食性です。エサには植物性だけでなく、動物性のたんぱく質もあげましょう。また、ダンゴムシは脱皮を繰り返して成長します。体を覆う殻に必要なカルシウムも補給してあげてください。いずれも少量で大丈夫です。

  • 植物性のエサ:枯葉、ニンジンやきゅうりなどの切れ端。(野菜くずで大丈夫です。
  • 動物性のエサ:煮干し、チーズ、かつお節など。
  • カルシウムの補給:卵の殻(細かくしたものをあげます。

我が家のダンゴムシさんたちはニンジンが好き。メロンの皮も好きなようです。

食いつきが良いといわれているチーズはなぜか不評です…。

隠れ家は要らないの?

石ころや枯れ葉などがあれば入れてあげましょう。

でも、なくても大丈夫です。

我が家の場合は用意した隠れ家は使ってくれなかったので撤去しました。ではどこに隠れているかというと、ティッシュの隙間や飼育ケースとティッシュの間に潜り込んでいます。個体差もあるかもしれませんが、短期間の仮住まいなら用意してあげられなくても大丈夫と思います。

飼育ケースとティッシュの間に潜り込む場合、ケース下部を黒い画用紙で覆ってあげれば、ダンゴムシさんには優しいかもしれません。

本住まい:土は絶対に必要か?

土が手に入ったらティッシュペーパーから土に変えてあげて、本住まいとしてあげてください。

土の場合も乾燥させないよう、毎日の霧吹きが必要です。

ただ、土がないと絶対にダメなのか、というと、そうでもありません

実は土の管理のほうが面倒に思えてきて、我が家では半年がたった今も土なし飼育を継続していますこの環境でも脱皮して成長しているので、大きな問題はないようです

土なし飼育については別記事でご紹介します。

最後に:ダンゴムシを飼ってよかったこと

ちょっと面倒ごとが増えたなぁ、というのが親としては正直なところでしたが、子供の成長にとっては飼って大正解だったと思います。

  • 生物がある定義によって分類されていることを知り、生物全般に興味を持つようになった
  • 探求心が芽生え、知識が増えていった。

ダンゴムシは「ムシ」とつくのに昆虫ではないことを知り(ダンゴムシは甲殻類)、生物が色々と分類されていることを学んだ息子くんは、これまで「動物きらい!!」と言っていたのに生物全般に興味をもつようになりました。また探求心もなかなかなもので、子供用の本では物足りなくなったほどです。

飼育することで発見した不思議なダンゴムシの生態の理由を、自分で考えて本で確認する、ということもするようになりました。

おそらく、図鑑や絵本だけで学んでいたらここまで好奇心も探求心も芽生えなかったと思います。

ダンゴムシを飼うのに、たいした準備はいりません。エサも特別なものはいりません。ハードルは親の気持ちのみ。親もだんだんと楽しくなってくるので、「飼いたい!」と言って連れ帰ってきたときには、ぜひお迎えしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました