仕事に家族行事に、何かと忙しいワーママ。
独身の頃と比べると、一気にスケジュール管理対象が広がって大変ですよね。
仕事の予定も家族の予定も一括管理したいところですが、皆さんは手帳とカレンダーアプリなどのデジタルツール、どちらをお使いでしょうか。
この記事では
- 仕事の予定も家族の予定も一括で管理したい
- すべての予定をアプリで管理すると、ごちゃついて見にくい
- 紙の手帳は嵩張るし重いイメージがある
といった方のために、手帳とデジタルツールの特徴を踏まえたうえで、シンプルな月間マンスリータイプの手帳とデジタルツールの併用をおすすめしています。
手帳とアプリ それぞれの特徴
まず初めに、それぞれの特徴を確認しておきます。
手帳 | デジタルツール | |
---|---|---|
性質 | 一覧性がある (スペースに制限はあるが中長期予定を 俯瞰して見やすい) | 網羅性がある (スペースを気にせず全てを登録できる) |
第三者との共有 | × 不可 | ○ 可能 |
予定追加/変更の反映 | △ スペースに制限あり | ○ 可能 |
複数の予定表の一元化 | △ 転記が必要 | ○ 同期機能 |
自由度 | ○ あり | △ フォーマットに捉われる |
繰り返し機能 | × なし。その都度記載が必要。 | ○ 有 |
記憶の定着 | ○ ・手書きすることで記憶に残りやすい ・頭の中が整理される | △ アラート機能でうっかりを 防止できる |
携帯 | - 常に携帯する必要あり | - スマホ/PCで確認可 |
環境依存 | ○ 環境に左右されない (電話中もスケジュールの確認や メモができる、ネット環境や充電 切れの心配なし) | × 環境に依存する (電話中は確認しずらい、ネット環境や アプリトラブルで急に使用できなくなる 恐れ、充電切れ) |
手帳は一覧性に優れており、アプリと比較して自由度が高く、記憶の定着や頭の整理に役立つといった特徴を持っています。
一方、デジタルツールは網羅性に優れており、第三者との共有が可能であること、転記といった面倒な作業を省略できることが特徴として挙げられます。
それぞれの特徴を生かして、下記のような使い分けをしてみるとよいでしょう。
「仕事用」「家族用」「私専用」3つの予定表作成のススメ!
スケジュール管理という意味において、仕事と家庭を両立させるならば、「仕事用」、「家族用」、「私個人専用」3つの予定表をつくることをおすすめします。
3つも管理するなんて面倒だわ!とおもわれましたか?でもこれが一番スッキリするのです。
なぜなら、共有したい情報と共有したい相手がそれぞれ異なるためです。
仕事の スケジュール | 家族の スケジュール | |
---|---|---|
会社メンバー | ○ | × |
家族 | △(詳細内容は不要) | ○ |
個人 | ○ | ○ |
実際
- 仕事のスケジュールは会社のOutlook予定表で管理、会社メンバーと共有
- 家族のスケジュールはGoogleカレンダーなどのアプリで管理、家族と共有
という方は多いのではないでしょうか。
仕事と家族、両方の予定を管理しなければ回らないワーママにしてみれば、この二つを一括して管理したいですよね。
そこでやりがちなのは、仕事用とプライベート用の二つに分けて、プライベート用に仕事予定も家族予定も入れてしまう方法。
仕事のアカウントを個人のアカウントに同期すればよいので簡単時短ですが、共有すべき情報以上のものが入ってしまうので、共有相手のストレスになってしまいます。また予定表が複雑になると、ごちゃついて見にくくなってしまうという問題も生じてしまいます。

出張や残業情報は必要だけど…
仕事上の「●●期限」といった情報は残業予定としてみて欲しいのかどうかわからない。混乱する情報はいれないで欲しいです。
そこで、共有先によって予定表を別々に管理したほうがスッキリするのです。
「私専用」手帳にマンスリータイプ手帳をおすすめする4つの理由
「私専用」の予定表として、デジタルツールではなく月間マンスリータイプの手帳をおすすめします。
その理由は4つあります。
- 「私専用」手帳は、全ての予定を第三者と共有する必要がないこと
- 「私専用」手帳は、網羅性を必要としていないこと
- 「私専用」手帳では、一ヶ月の予定をまとめて俯瞰したいこと(一覧性を必要としている)
- 薄くて軽いこと(荷物を極力減らしたい)
ここで再び手帳とアプリの特徴について振り返ってみましょう。
で使い分けができましたね。
マンスリータイプ手帳をおすすめする理由1.2.3.から、「私専用」予定表は手帳向きであることがわかります。
また理由2.3.4.から、シンプルな月間マンスリータイプをおすすめしています。
以下、詳細をみていきます。
1.全ての予定を第三者と共有する必要がないこと
「私専用」の予定表を作成する目的は、予定を誰かと共有することではありません。仕事と家庭、それぞれの予定を統合し管理することにあります。
共有すべき予定は、会社なり家族専用のアプリで共有されるべき人にすで共有できています。
2.網羅性を必要としていないこと
「私専用」の予定表は、自身の状況を俯瞰し管理することに使いましょう。
日々の細かい予定はデジタルツールですでに管理できていますので、仕事を休めるかどうか、残業できるかどうかを判断できる基準で記載すれば十分です(仕事予定であれば会議の有無、プロジェクトの締切やホールドポイント、家庭であれば子供の行事や夫の出張/繫忙期など)。
また同じ理由から、時間ごとのスケジュール管理を目的としたバーチカルタイプの手帳は不要です。転記するだけ時間がもったいないですよ。
3.一ヶ月の予定をまとめて俯瞰したいこと(一覧性を必要としている)
「私専用」の予定表は、全体を把握して突発的な事柄に対応できるよう、一ヶ月の予定がまとめて俯瞰できるマンスリータイプが適しています。
子供の急な発熱など、子供が小さなうちは計画通りに仕事が進まないことが多々ありますよね。
このような時、目先の事ばかりに気を取られてしまうと先々で苦労してしまいます。
遅れが発生してもどのように予定を組み替えられるか、先々の予定は常に把握しておいて、逆算して仕事を進めることが肝要になりますので、俯瞰できる月間タイプがおすすめです。
4.薄くて軽いこと
特に未就学児をもつワーママは何かと荷物が多くなりがちです。
帰宅するときの濡れタオルに使用済みのオムツ、お昼寝布団。とても重いですよね。
子供は抱っこを要求するし。そんな日に限って雨が降ったりして…。
少しでも荷物を減らしたい、軽くしたい!ワーママには、月間タイプが薄くて軽いのでおすすめです。
終わりに:迷ったら100均で試してみて
月間マンスリータイプだけだと不安だなぁ。手帳って本当によいのだろうか。
と迷われる方は100均で試してみてください。
最近の100均手帳は種類が豊富で、内容も充実しています。
実際に私がつかっているのは、100均のこのタイプです。
欄が色分けされていて、仕事、夫、子供に分けて記載できて便利。
2年間のカレンダー一覧、年間スケジュールもあります。
薄いです。重さは87グラム。
月間マンスリータイプではちょっと物足りない。
という方は、月間と週間が同時に見れるものもあります。
ページが上下に分かれていて、上段に月間、下段に週間が配置されています。上段の月間ページ後にメモページを挿入することで下段の週間ページ数と同じにしているので、厚さは均一になっています。
ご参考まで。
スケジュール管理に迷われている方に、少しでもお役に立てたなら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。